就労継続支援と就労移行支援の違い|A型・B型・就労選択支援の選び方
就労継続支援と就労移行支援の違いは、「会社で働くための練習をするか」「自分のペースで働き続けるか」です。就労移行支援は、会社などで働くことをめざして練習する場所です。就労継続支援には、A型とB型があります。
はじめて探すときは、種類が多くて迷いますよね。ゆっくりで大丈夫です。この記事では、厚生労働省の資料をもとに、和泉市・堺市南区で探す方にも役立つように、それぞれの違いと選び方をやさしく説明します。
この記事でわかること
- 就労移行支援・A型・B型の違い
- 新しくできた「就労選択支援」のこと
- 自分に合うサービスの選び方
- 和泉市・堺市南区で相談できる場所と、見学のすすめ
就労継続支援と就労移行支援の違いを、表で見る
大きなちがいは、「何のために通うか」と「雇用契約(会社などと結ぶ、働く約束)があるか」です。まず、厚生労働省「障害福祉サービスの内容」にある説明を表にまとめます。
| サービス | どんな場所? | 雇用契約 |
|---|---|---|
| 就労移行支援 | 通常の事業所で雇われることをめざして、練習や支援を受ける場所 | ない |
| 就労継続支援A型 | 雇用契約を結んで働く場所 | ある |
| 就労継続支援B型 | 雇用契約を結ばずに、自分のペースで作業をする場所 | ない |
就労移行支援は、期間が決まっています。標準の利用期間は2年です(厚生労働省の通知より)。A型とB型には、就労移行支援のような決まった期間はありません。ただし、サービスを使う許可(支給決定)は、更新が必要になることがあります。くわしくは、市の窓口で聞いてください。
お金のちがいもあります。A型は雇用契約があるので、お給料をもらいます。B型は雇用契約がないので、作業のお礼として工賃(作業のお礼のお金)をもらいます。金額は事業所ごとにちがいます。
就労移行・A型・B型は、どんな人に向いている?

向いている人は、「めざす働き方」と「今の体調や生活のペース」で変わります。国の資料にある対象者の説明を、やさしく言いかえて紹介します。
就労移行支援
就労移行支援は、就職をめざす人のためのサービスです。厚生労働省のページには、対象の人が書かれています。就労を希望する65歳未満で、通常の事業所に雇われることが見こめる人です。
就労継続支援A型
A型は、会社などで働くのはむずかしくても、雇用契約を結んで続けて働ける人が対象です。国の資料には、次のような人が例にあげられています。
- 就労移行支援を使ったけれど、雇われるところまでいかなかった人
- 特別支援学校を卒業して就職活動をしたけれど、決まらなかった人
- 仕事をやめて、今は雇用関係がない人
就労継続支援B型
B型は、通常の事業所で雇われることがむずかしい人が対象です。国の資料には、次のような人があげられています。
- 働いた経験があり、年齢や体力の面で、会社で働くことがむずかしくなった人
- 50歳以上の人
- 障害基礎年金(障がいのある人がもらえる年金)の1級をもらっている人
B型は、体調に波がある人や、まずは短い時間から慣れたい人も、自分のペースで通える場所です。ただし、どのサービスが使えるかは、市の判断などで決まります。窓口で確かめてください。
ハートフェルト・プロジェクト光明池は、B型の事業所です。週1日から通えます。生活のリズムのために週3日以上をおすすめしていて、週5日の通所をめざします。
就労選択支援とは?(2025年10月にはじまったサービス)
就労選択支援は、自分に合った働き方を、いっしょに整理してくれるサービスです。2025年10月にはじまりました。
国の資料(厚生労働省 就労選択支援に関する資料)では、就労移行支援や就労継続支援を使いたい人が対象になるとされています。期間は、標準で1か月ほどです。
B型を新しく使う人は、2025年10月から原則として先に就労選択支援を使います。ただし、例外があります。
- 50歳に達している人
- 障害基礎年金1級をもらっている人
- 働いた経験があり、年齢や体力の面で、会社で働くことがむずかしくなった人
近くに就労選択支援の事業所がない場合や、受けるまで待つ時間が長い場合は、別の方法でB型を使えることもあります。就労移行支援の事業所などで、働く力や向き不向きを調べる「就労アセスメント」を受ける方法です。窓口で確認してください。
A型や就労移行支援は、国の資料(2025年4月)で、2027年4月から原則として使う予定とされています。A型は新しく使う人が対象です。就労移行支援は、標準の利用期間(2年)を超えて続けたい人が対象です。くわしい決まりは変わることがあります。市の窓口で確認してください。
B型の手続きの順番は、和泉市でB型を使い始めるまでの流れでくわしく説明しています。あわせて読んでみてください。
自分に合うサービスの選び方|迷ったときの3つの問い

就労系サービスの選び方に迷ったときは、3つの問いを考えると整理しやすくなります。どれも、正しい答えはありません。思いつくことを、そのまま書き出してみてください。
- どんな働き方をしたい? 会社で働きたいのか、自分のペースで作業をしたいのか。
- 今の体調や生活はどう? 週に何日、1日に何時間くらいなら通えそうか。
- どんな作業をやってみたい? お花、パソコン、軽作業など、興味があるもの。
1つめの問いで「会社で働きたい」と思ったら、就労移行支援が合うかもしれません。「雇用契約を結んで働きたい」ならA型、「まずは自分のペースで通いたい」ならB型を考えてみましょう。
決められないときは、就労選択支援や、相談支援専門員(サービスの使い方をいっしょに考えてくれる人)に相談する方法もあります。最初に選んだサービスが、ずっと続くとはかぎりません。状況が変わったら、相談して考え直せます。
和泉市・堺市南区で相談できる場所と、見学のすすめ
まずは、お住まいの市や区の障がい福祉の窓口に相談してください。相談だけでも大丈夫です。市の窓口では、サービスの使い方や手続きを教えてもらえます。
- 和泉市にお住まいの方:和泉市の障がい福祉課
- 堺市南区にお住まいの方:南区の障がい福祉の窓口
- サービスの使い方をいっしょに考えてほしい方:相談支援専門員
気になる事業所が見つかったら、見学・体験をおすすめします。作業や雰囲気は、事業所ごとにちがいます。自分の目で見て、くらべると安心です。
ハートフェルト・プロジェクト光明池は、泉北高速鉄道・光明池駅の南側出口から、歩いて3分です。お花のお仕事(近くの flower shop Style光明池と連携しています)と、パソコン・デジタルのお仕事ができます。くわしくは作業内容のページをごらんください。
見学・体験は随時受けつけていて、事前予約制です。お問い合わせフォームから申しこめます。ご利用までの流れは、ご利用までの流れのページにものっています。お花やパソコンが初めての方も歓迎です。
よくある質問
B型から、A型や就労移行支援に変えることはできますか?
変えられる場合があります。ただし、使えるかどうかは、市の判断などで決まります。変えたくなったときは、市の窓口や相談支援専門員に相談してください。
就労移行支援には、期間がありますか?
はい、あります。標準の利用期間は2年です。A型・B型には、同じ仕組みの期間はありません。
B型では、お給料をもらえますか?
いいえ、お給料ではなく、工賃をもらいます。B型は雇用契約を結ばないためです。A型は雇用契約を結ぶので、お給料をもらいます。
どのサービスが自分に合うか、わからないときはどうしますか?
まず、市の窓口か相談支援専門員に相談してください。就労選択支援は、自分に合った働き方を整理するサービスです。2025年10月にはじまりました。使えるかどうかは、窓口で聞いてみてください。
まとめ
- 就労移行支援は、会社などで雇われることをめざす場所。標準の利用期間は2年
- A型は雇用契約があり、お給料をもらう。B型は雇用契約がなく、工賃をもらう
- 就労選択支援は、2025年10月にはじまった、自分に合う働き方を整理するサービス
- 選ぶときは「どんな働き方か」「体調や生活」「やってみたい作業」の3つの問いが目安
- 迷ったら、市の窓口や相談支援専門員に相談し、見学・体験でくらべる
次にすることは、2つです。市の障がい福祉の窓口に相談すること。そして、気になる事業所を見学してみること。ひとつずつ、ゆっくり進めましょう。
見学・体験、受けつけています
「ハートフェルト・プロジェクト光明池」は、泉北高速鉄道・光明池駅から徒歩3分。お花とパソコン・デジタルのお仕事ができる、就労継続支援B型事業所です。送迎があり、お花やパソコンが初めての方も歓迎です。フラワー装飾技能士やMOSなどの資格取得もサポートします。
電話:0725-54-8787(9時〜18時)
お問い合わせフォーム/LINE/Instagram
※2026年10月17日時点の情報です。制度の詳細は、お住まいの市区町村の障がい福祉担当窓口へおたずねください。

